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山本周五郎賞

「明るい夜に出かけて」が、第三十回山本周五郎賞を受賞しました。
選考委員の先生方、賞にかかわってくださった新潮社の方々、
本作りに携わっていただいた皆様、
本当にありがとうございました。
心よりお礼を申し上げます。

受賞の連絡は、家で受けました。
仕事をしていました。シロガラスを書いていました。
聞かれたら答えようと思っていたのに、なぜか、その質問は
受けず(笑) 記者会見場に着くのが遅くなったため、
佐藤は家でぼーっとしていたらしいとすでに伝わっていたのかも(-_-;)

山本賞は、三回目のノミネートとなりましたが、このタイミングで、
いただけて本当に嬉しく思います。
とりあえずプロとして年数だけはかさんできたので、
文学賞をいただくことがどういうことか、以前より理解できる
ようになった気がします。
深く感謝しつつ、今後の仕事につなげていきたいと思います。

特に、この作品で賞をいただくことの喜びをかみしめています。
実在のラジオ番組をモチーフに使わせていただき、リアルと
フィクションの融合にチャレンジしたのですが、あらかじめ、
お願いしておかなかったので、(どんなふうになるのか、
書いてみないと見当もつかなかったので)、
脱稿後に、ご迷惑をかけては……と悩みました。
関係者各位に、大丈夫ですよと言っていただいてからも、
本の評判が悪かったら、ご迷惑を……と悩みました。

なぜ、そこまでして実在の放送をと思われるかもしれませんが、
自分が番組のヘビーリスナーであったことは、もちろん大きな
理由ですが、ただ好きだからということではなく、
思い描いたフィクションの完成形として、絶対に面白くなると
書き手として信じたからです。
ぶっちゃけ、やってみたかったんです!
チャレンジOKとGOサインを出していただいた担当氏に感謝です。

そんなチャレンジャーな作品に、こんな大きな賞をいただいて、
とまどう気持ちと、だからこそ嬉しいという気持ちで、
いまだに頭がふわふわしています。

それでも、二十代前半に思いついたタイトル、作品のイメージ、
自分の中の大切なものを、本当に大切にして書きました。
登場人物もヘンなヤツが多いですが、とてもとても好きです。

昨夜、記者会見と選考委員の先生方との懇親会を終えて、
帰宅してから、ふと思いついて、#アルピーannで検索しました。
書く時にお世話になった……というより、リスナーとして、
(コメントはしなかったですが)参加していたタグです。
喜んでいただいている多くのツイートを見ました。
ありがとうございます。ちょっと表現できない嬉しさがありました。

平子さんのツイートも拝見しました。
こちらこそ、ありがとうございます。

爆笑問題の太田さんが、本を購入していただいたという情報も
ゲットしました。ありがとうございます。

昨夜のラジオの録音をこれから聴いて、寝ます。
三時間……あるけど(笑)





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